立春に届いた手紙
昨年暮れに亡くなられた方のお嬢さまから、ハガキとお手紙を頂く。お手紙には『母は、年末には北川さんに年賀状をお送りするのを楽しみにしていたので、コメントを書き添えることは叶いませんでしたが、よろしければ受け取っていただけると幸いです。』との事。改めてハガキを見直し、色の鮮やかさに故人らしい元気な笑顔が真っ先に思い浮かぶ。人影をガン見し、寄り添い方の可愛らしさとこの瞬間を納めた撮り手の愛情を思いしばし見惚れる。お手紙の内容から、まだまだ一緒に居たかったというお嬢さまの寂しさがひしひしと伝わり胸に迫る。啓市も、工房奥でひっそりと泣いたらしい。自分はここ数年、なにかと理由付けし年賀状を始め人付き合いを蔑ろにしてきたので、この一枚に衝撃を受ける。渡邉徳子さま温かな思い出をありがとうございます。手をかけた贈り物や丁寧...立春に届いた手紙
2024/02/11 09:32