大切な心

大切な心

むかし、むかし、ある男がいました。その男は、何をしても、輝いて見えるお釈迦様のことが、とてもうらやましく思い、いつもお釈迦様の悪口を言っていました。男はある日、お釈迦さまと会い、本人に向かってさんざん悪口を言いました。しかし、どれだけの悪口を言われてもお釈迦様は、怒りません。そして、お釈迦様は静かにこう言いました。「私は、どれだけの悪口を聞いても決して怒りません。あなたの怒りを私が受け止めないと言う事は、その怒りは、全て、あなたの元へと戻ってしまい、全てあなたのものとなってしまいます。だから、人の悪口や人を攻撃する事は、よくないことです。」と男をさとしました。人の悪口ばかり言ったり、人が悲しむ事をしたりすると、必ずめぐりめぐって、自分にかえってきます。いつも笑顔で、やさしい心の人は、嬉しい出会いやホッとす...大切な心