家族の絆が壊れるとき

家族の絆が壊れるとき

脳の障害は、目に見えない。その苦しみの深さや不安感も、周囲にはどうやっても伝わらない。家族でさえも。 突然発症した「左椎骨動脈解離と動脈瘤」は、2週間の絶対安静状態と、1か月間の観察期間を経て、再度MRIを撮った結果は血管が修復してきており、問題ないとのことでした。 とりあえず安心できて、大事に至らなくて本当に良かった!・・・と、素直に家族と共に喜んで終われるはずだったのですが、ここで事件が起こりました。 まず、検査当日に隣の市まで車で送迎してくれるはずの夫が、なぜか当日の朝になって急に布団から出てこなくなり、「今日は病院まで送ってくれる予定だよね?」と声をかけても動く気配なし。 送ってもらう…