名前も知らないあなたへ

名前も知らないあなたへ

先輩が亡くなった。いつだかにネットで出会って、将来を熱く語り合ったりした先輩。初めは僕のことに興味がないと思っていたけれど、いつの間にかニコニコ顔で割と近くにいてくれていた。なぜ、いや、本当にこの人は僕なんかに関心があるのか…?と己の劣等が静まらないほどの先をいっていて、正...