イエズス会グアラニー族布教区の興亡/前史 グアラニー族とスペイン人の出会い

イエズス会グアラニー族布教区の興亡/前史 グアラニー族とスペイン人の出会い

同成社2001年当ブログ記事もようやくイグアス―瀑布の滝下流域、イエズス会士の指導で築かれたグアラニー族の教化村の世界に到達した。最大の大河パラナ川を挟んでパラグアイ川とウルグアイ川を配した流域である。大西洋への出口は、スペインの最初の遠征隊(1516年)に太平洋に通じる水路と間違われたラ・プラタ川(銀の川)である。イエズス会ミッション遺跡群Londrinaとイグアスーの滝も確認できる。スペイン人遠征隊は三度パンパスの先住民との抗争に敗れて撤退した。残留して上流に向かい適地を探求していた一隊が、首長の許しを得てパラグアイ川東岸Távaに砦を築いた。1541年、ブエノスアイレスを放棄した残留者を加えて、役所と教会を設けてアスンシオン市となった。その地は各地へのスペイン人進出の根拠地となり、のちにパラグアイの...イエズス会グアラニー族布教区の興亡/前史グアラニー族とスペイン人の出会い