自分らしさという虚像
人生というのは嬉しいこと楽しいことばかりではなく、辛いこと悲しいこともあります。この世に生を受けた目的が、あらゆる体験をすることにあるのならば、そうしたストレスもまた私たちの生きる意味そのものだと言うことができます。とはいえ、苦しいことに蓋をして黙々と修行しろというのでは、あまりに無慈悲すぎます。私たちは苦しむために生まれてきたはずはありませんし、この世が私たちを苦しめるために存在しているはずもありません。確かに、生物の進化の歴史を見ると、そこにはストレスが大きく影響しています。そうなるとストレスそのものが良い悪いではない。むしろ辛いこと悲しいことは私たちにとって必要な事象であるのは明らかです。つまり、そこから派生する「悩み」「苦しみ」がおかしいのではないかということになります。まさしくそれらは人間特有のもので...自分らしさという虚像
2020/12/05 16:11