真面目もほどほどに 3
人は誰でも、無意識のうちに自分の身を守ろうとします。生きるための本能としてそれは当然のことです。それが根源から湧き上がる衝動によるものであれば何の問題もないのですが、損得勘定や価値観と結びついてしまうと、たちまち我執の暴走が始まってしまいます。タチが悪いのが、そうなったとしても私たちは生き残るための本能だと信じてしまい、歯止めが効かなくなるところです。理想や信念に真面目気質が注ぎ込まれると、もう誰も止められなくなります。善と悪。正しさと間違い。対極となる相手ができると、我執の垂れ流しが始まります。褒められたいがための真面目。安心したいがための真面目。否定されない・怪我しないための真面目。「魔が刺す」という言葉がありますが、「真面目」は「魔自滅」にもなります。そしてこの仕組みをうまく使い、正義の旗を振って大衆を導...真面目もほどほどに3
2020/01/18 23:46