お金というもの
お金というのは本当に不思議な存在です。もともとは便利な発明品に過ぎなかったのに、良くも悪くも私たちを丸裸にする鏡となりました。お金にこだわると、お金で苦労することになります。お金をいい加減に扱うと、やはりお金で苦労することになります。お金で尊敬を集めようとすると、お金で恨みを買うことになります。お金で人を喜ばせようとすると、お金で怒りを買うことになります。まわりの人たちはその人を尊敬しているのではなく、その人のお金を尊敬しています。まわりの人たちはその人に喜んでいるのではなく、その人のお金に喜んでいます。お金を払う人もお金を貰う人も、お金が鏡となって我執や欲得が自分自身へ跳ねかえることになります。人を見ずにお金を見ているから、お金が鏡になって自分の姿が反射されるのです。お金を見ずに人を見ていれば、お金は鏡にはな...お金というもの
2019/09/29 22:03