食う、寝る、遊ぶ(2)
私たちは根源から突き抜けて今ここに存在しています。それは下へ行くほど山の裾野のように広がっていき、他の存在と溶け合っていきます。これを逆の方向から見ると、海底の大陸棚で一つだったものが上に行くにつれて分岐して、海面に顔を出して色々な島になっているようなものです。そうした島の一つ一つが、現世の他人であり、過去や未来の他人であり、そのどれもが同時に私たち自身ということです。根っこでは繋がっていますが先端は別々になっています。過去世や未来世の生まれ変わりというのもこの先端の一つ一つです。そのため、関係の濃い薄いはあったとしても純度100%の転生は無いということになります。「一本柱の深みへ降りて行くと、数多くの私たちと一つに溶け合っていく」つまり海面の上に顔を出している島から見える景色というものが一人一人の存在意義であ...食う、寝る、遊ぶ(2)
2019/05/14 14:31