またまたテニスー人間の心と身体の繊細さを思い知ったときー

またまたテニスー人間の心と身体の繊細さを思い知ったときー

テニスのジャパンオープンを観てしまった。準決勝の時の錦織の快勝に喝采を送り、決勝戦でも快勝だろうと考えた。ふたを開けた決勝戦当日、錦織はあえなく6-2.6-4で敗退した。相手は若干22歳の新進。その強烈なサーブと正確なストロークに、錦織はほんのちょっとタイミングを外された。錦織級になれば、もうテニスマシーンと言ってもよいくらい、ショットは正確だ。その正確さを揺るがすのは、ただ一つ、その瞬間の「心もち」としか言いようがない。ということを、この初秋の全米オープン以来のテニス視聴で思い知らされた。こんなことは何千年の昔から分かっていることで、何もわざわざ取り上げるほどのことはないのかもしれないけれど、今の私には、身につまされる。心ほど厄介なものはない、そんなことを思わされた。けれどもその心が上向きの時は、大方のことは...またまたテニスー人間の心と身体の繊細さを思い知ったときー