小説1 仕事は幽霊退治!

小説1 仕事は幽霊退治!

「いいな、って思わない?」 何の話、と尋ねると前方を歩いているカップルへと人差し指が伸びた。そして彼女は言う。 「いいな、って思うんだ」 手を繋いでることが羨ましいのか?と尋ねると、そうだよ、と首を縦に振った。 学校帰りの夕方。高鳴る踏切。 俺らは手を繋いでい...