仏教を判り易く知る資料(28)
心多歓喜(しんたかんぎ)の益まず笑顔せよみな笑顔する(7)心多歓喜(しんたかんぎ)の益大悲の願船に乗ずれば、嬉しいおもいが多くなることをいいます。親鸞聖人の主著『教行信証』も、「慶ばしきかな」で始まり「慶ばしきかな」で終わっていることからも、知られるでしょう。以下は、その文証です。慶ばしきかなや、西蕃・月氏の聖典、東夏・日域の師釈に遇いがたくしていま遇うことを得たり(『教行信証』総序)慶ばしきかな。心を弘誓の仏地に樹て、念を難思の法海に流す。―乃至―慶喜いよいよ至り、至孝いよいよ重し(『教行信証』後序)心ゆたかな喜びの生活には、難度の海にも七色の虹が立つ。嬉しい心は自然の笑顔となる。笑顔は周囲を明るくし良い印象をあたえて、その人の魅力を2倍にも3倍にも割り増しするものです。そして山彦のように、笑顔が返って...仏教を判り易く知る資料(28)
2023/01/31 06:35