エクソダス:神と王

エクソダス:神と王

御大リドリー・スコット監督の新作は、旧約聖書の「出エジプト記」を基にした「エクソダス:神と王」だ。彼の映画としては、2005年の「キングム・オブ・ヘブン」以来の歴史スペクタクルで、映画としてはセシル・B・デミル監督・チャールトン・ヘストン主演の「十戒」(1956年)のリメイクになる。そもそもベースとなったお話し「出エジプト記」(Exodus)は旧約聖書の冒頭を飾る「創世記」に次ぐ二番目の書で、モーゼが虐げられていたヘブライ人(ユダヤ人)を率いてエジプトから脱出し(Exodus=集団的脱出)、シナイ山で神と契約を交わす(これが「十戒」)物語である。旧約聖書の「旧約」はこの「十戒」を意味する。今回この映画を元牧師ご夫婦と鑑賞した。既に牧師を引退された方々であるが、敬虔なクリスチャンで日曜日の礼拝は欠かさず出席してい...エクソダス:神と王