緩和ケアのメリットは、終末期にとどまらない。
「痛くない死に方」は準備が9割早めの”緩和ケア”で穏やかな最期に医師解説「苦しまず、安らかに最期を迎えたい」──これは人類の共通の願望だ。とはいえ「死に方は選べない」ということも長らく人類の共通認識だった。しかし医学が進歩したいま、それは過去になりつつある。エビデンスと経験にもとづく、「痛くない死に方」に必要なものとは。©介護ポストセブン提供安らかな最期を迎えるために、家族と連携して早めの準備をすることが大事(写真/GettyImages)痛くない死に方をするためにできること厚生労働省が行った調査によると、2020年における日本人の死因トップ2はがんと心疾患。3位の老衰を除いて脳血管疾患、肺炎と続き、7割近くが何らかの病気によって亡くなる結果になっている。つまり病気に伴う苦痛をいかにコントロールするかが、“痛く...緩和ケアのメリットは、終末期にとどまらない。
2022/02/09 10:16