渦 妹背山婦女庭訓 魂結び
タイトルからは私には全くどんな話か想像ができなかったのですが、江戸時代の浄瑠璃作家である近松半二の一生が描かれていました。 父親の穂積以貫に連れられて小さいころから浄瑠璃を見てきた成章はすっかり浄瑠璃にハマり浄瑠璃なしでは生きていけないような人間になってしまい、母親と折り合いが合わず家を出ることになります。 その時に近松門左衛門の硯を父親から譲り受け、いつか浄瑠璃作家になるときには近松姓を名乗ると決め、名前も半二と変えました。 京にいる父親の師の下にいたあとは大阪へ戻ってきて、また浄瑠璃の竹本座に入り浸るようになり、とうとう何か書いてみろと言われ作家への道が始まります。といっても舞台にかけられるようになるまでにはだいぶかかりますが。。 妹背山婦女庭訓は半二が中心になって渾身を振り絞った作品としてこの小説内で描かれています。 私は浄瑠璃は観たことが無いのですが、近松半二の作..
2019/10/26 22:13