愁恋歌

愁恋歌

(1A)秋の気配はらむ風が山を赤く染めてゆく はらり落ちるもみじひとつ流る川にのって(1B) くらりゆれる炎のように赤く燃えてこの身を焦がす想いうつすあのもみじは どこにたどりつくの(1S) はかなきその命のすべてをかけて あつくはげしく燃え盛る思い その熱を受け止めてほしい(2A)吹き抜けてく秋の風が山を深く染めてゆくかさり鳴った枯葉の音ささやきかけるよう(2B)忍び足で近づくのは時を止める冬の足音せ...