浮浪雲 詩人ナガイケン
浮浪雲が空をさすらい、流れ流れて、僕の心の中を駆け抜けた。駿馬の如く、あの頃のときめきが胸を刺し、葛藤が波のように押し寄せる。高い山が聳え立ち、夏のにおいが風に混ざって運ばれてくる。雨つづきの日々に、心も迷いを抱えて走り続けたけれど、どうしてもあの頃の輝きは戻らない。過ぎ去った時間は、はしりぬけた風のように、もう二度と戻ることはない。しかし、その風が僕を次の瞬間へと運び、また新たな旅が始まるのだ。浮浪雲詩人ナガイケン
2024/09/23 16:43
2024年9月 (1件〜100件)
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