HP Spectre x360 の純正ACアダプタの代わりに USB PD充電器購入
DTM/開発用のメインPCとしてHP Spectre x360 13インチを使っているのですが、つい先日、ACアダプタが壊れてしましました。 AC アダプター(オプション) 日本HP Directplus デザインが良いため純正ACアダプタを買い直すことも考えましたが、持ち運び等を考えるともう少しコンパクトな代替品が欲しくなり調べてみると、Spectre x360の場合はUSB PD対応充電器を探せばよさそうということが分かりました。 HP Spectre x360【5】 〜 コスパとバランスの良い RAVPower USB PD 充電器 RP-PC059 : Tedious Days Mor…
Python matplotlibでリアルタイムスペクトログラム描画の実装
Pythonのmatplotlibでリアルタイムスペクトログラム描画。音と同期再生を考えると、真面目に描画するのは全然間に合わないのでPyQtGraph使うべきで、多少サボっていい加減な描画でいいなら使えなくもないかも…という印象🤔 pic.twitter.com/LNJCavKWRf— Kurene (@_kurene) 2021年1月29日 matplotlibはリアルタイムオーディオ信号処理ソフトウェア開発に使えるかどうか確かめるために、以下の記事で事前調査を行い、実際に実装してみました。 www.wizard-notes.com Twitterの投稿にもあるように、音楽の再生と合わせる…
Python: matplotlibを使ったリアルタイムプロットのフレームレート(FPS) に関する調査
matplotlibを使って、どのくらいのフレームレートでリアルタイムプロットできそうか検証 pic.twitter.com/X2mjgYiaWy— Kurene (@_kurene) 2021年1月29日 Pythonで安定的にリアルタイムプロットを実現するライブラリとしては PyQtGraph がありますが、手軽にmatplotlibでプロットしたいことも割とあります。 Web上の様々な記事でmatplotlibはリアルタイムプロットに不向きだと言われていますが、実際にどの程度までリアルタイムプロットができるか調査してみました。 今回の調査では、pyplot.plot()とpyplot.i…
Python soundfile を使ったオーディオファイル(.wav, .flac, .aiff, .raw, etc.)の読み書き
Python でオーディオファイルを読み込むライブラリは複数あります。 wave scipy.io.wavfile scipy.io.wavfile.read scipy.io.wavfile.write audiofile soundfile librosa.load ぱっと見、どれを使えばよいか迷いますが、 様々なOSで動いてほしい オーディオファイルをnumpy配列として扱いたい ファイル形式は wav, aiff, flac, raw など(mp3, aacなどは利用しない) ブロック(フレーム)ごとに信号を読み込みたい 処理は軽いほうがよい 場合、 soundfile がお勧めです。…
Python:matplotlibで双2次フィルタの極・零点をプロット
自作の双2次フィルタ (Biquad Filter)のPythonライブラリ PyQuadFilter に極と零点をプロットする関数を実装しました。 exmamples/04_plot_pole_zero.pyがサンプルコードとなっています。 プロット例 オールパスフィルタの極/零点プロットです。 q = 1.5 fc = 1000 零点と極がオールパスフィルタの特徴的な配置となっていることを確認できます*1。 プロット用関数のソースコード 係数多項式の解はnp.rootsで求めています。 def plot_pole_zero(b, a): max_v = 1.0 def plot_comp(…
Python:LibROSAのLPC (線形予測分析)を使って音声・歌声分析
Pythonの音楽分析モジュールLibROSAには、v.0.7から線形予測分析を行う関数librosa.lpcが追加されました。 線形予測分析は音声の音素や声色を分析するのによく利用されています。 今回は、このlibrosa.lpcの紹介と、利用例として歌声に適用してみたいと思います。 librosa.lpcの仕様 librosa/audio.py at main · librosa/librosa · GitHub a = librosa.lpc(y, order) y: np.array モノラル信号(時間領域) order: int 線形予測次数 線形予測分析で抽出する周波数スペクトル包…
Pythonとresample_polyでオーバーサンプリング
scipy.signal.resample_polyを使ってオーバーサンプリングを実装してみました。 resample_polyのデフォルトの設定では、パラメタβ=5.0のカイザー窓によるFIRローパスフィルタが使われています。 注意すべき箇所として、フィルタ長はresample_polyの引数では設定できません。仮に、アップ/ダウンサンプリング周波数の比率up/down の大きい値のほうを n_over、FIRフィルタ長をwin_lengthとすると、 win_length = n_over * 2 * 10 + 1 として自動的に決定しています。つまり、4倍オーバーサンプリングであればフィ…
PythonのMDCT(修正離散コサイン変換)ライブラリ: mdct
MP3などで使われている周波数変換方法であるMDCT (Modified Discrete Cosine Transform)。 現状、Scipy等の準標準的なライブラリに関数はありませんが、以下のライブラリがありました。 GitHub - nils-werner/mdct: A fast MDCT implementation using SciPy and FFTs MDCT — MDCT 0.4 documentation ライセンスはMIT Licenseとなっています。 インストール方法 pip install mdct 使い方 順変換mdct.mdctと逆変換mdct.imdctの…
双2次フィルタの自作Pythonライブラリ PyQuadFilter 更新 - フレームベース処理対応
双2次フィルタの自作Pythonライブラリである PyQuadFilterを更新しました。 PyAudioやPySoundDeviceと組み合わせることで、Pythonでも双2次フィルタを使った簡単なリアルタイム音響信号処理ができます。 GitHub - Kurene/pyquadfilter: Implementation of digital bi-quad filter in Python 更新内容 フレームごとの処理に対応しました。 pyquad = PyQuadFilter(sr) pyquad.prepare_filter_online(n_ch=n_ch, length=leng…
PythonとMoSQIToで学ぶ、ラウドネス (sone) の算出および実装方法 (Zwicker method)
※ITU-R BS, 1770によるラウドネスレベルの算出は以下の記事をご覧ください。 www.wizard-notes.com はじめに ラウドネスの算出・実装方法の勉強のため、心理音響評価モジュール/開発フレームMoSQIToの非定常信号向けラウドネス(時変ラウドネス)算出モジュールのソースコードを分析/コメント翻訳してみました。 ソースコードの分析において、以下の文献を参考にしています。 [1] 小野測器-音質評価とは (page2) [2] Zwicker Loudness Measurement with R&S® UPV Audio Analyzer Application Not…
Pythonの心理音響評価モジュール"MoSQITo"でオーディオデータからラウドネスを算出
前回の記事で紹介したPythonの心理音響評価モジュールMoSQIToでラウドネスを算出してみました。 基本的に以下のドキュメント・ソースコードを参考にしています。 MoSQITo/tuto3_Loudness-zwicker-time-varying.ipynb at master · Eomys/MoSQITo · GitHub ソースコード import numpy as np import matplotlib.pyplot as plt from mosqito.functions.shared.load import load from mosqito.functions.loud…
Pythonの心理音響評価モジュール/開発フレームワーク"MoSQITo"の紹介
https://github.com/Eomys/MoSQITo 心理音響学について調べていたら、興味深いPythonライブラリがあったので紹介します。 github.com 心理音響学に基づく音質評価ソフトウェアの多くは市販製品であり、オープンソースでさくっと使えるものはほとんどないのが現状です。また、独自の実装をしていることもあり、再現性や検証においても悩ましいところがあります。 このMoSQIToは、OSSを通してエンジニア・研究者・教師の間での技術共有や、科学的な知見の積み重ね/再現性の検証に貢献することを目的としているようです。 ただの関数群ではなく、Jupyter notebook…
双2次フィルタ (Biquad Filter) の周波数特性一覧
以下の記事で作成した双2次フィルタのプログラムで出力した、双2次フィルタの周波数特性の一覧ページです。 www.wizard-notes.com カットオフ周波数 (fc) とQ値 (q) を動かしてプロットしています。 フィルタ作成の参考等にご利用ください。 Lowpass (ローパスフィルタ) Highpass (ハイパスフィルタ) Bandpass (オールパスフィルタ) Allpass (オールパスフィルタ) Notch (ノッチフィルタ) Peaking (ピーキングフィルタ) Lowshelf (ローシェルフフィルタ) Highshelf (ハイシェルフフィルタ) Lowpass …
小型 (3.0インチ) モニタースピーカ "EVE Audio SC203" レビュー
mngして音楽がさらに楽しくなりました☺️ pic.twitter.com/OwzR8mWvHZ— Kurene (@_kurene) 2021年1月6日 昨年度からメインモニターとして使える3インチサイズのパワードスピーカーを探していました*1。 Twitterのタイムライン等でこのEVE audio SC203を知って、 今回購入に至りました。 他の購入候補 他に購入候補だった3インチサイズのパワードスピーカーは以下の通りです。 IK MULTIMEDIA iLoud MTM ペアで通常9万円強、セール時7万円強 音場補正が可能 GENELEC 8010AP ペアで約8.5万円 本体にはボ…
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