ふつうの僕と〜ふたりの思いと桜の木⑧
普通の僕はここにいる普通じゃない僕もここにいるどっちも同じ僕で…僕の思いはひとつなんだ。桜の木に、僕は体を預けるように両手をまわした。思いよ届け〜そして、あなたの力を貸して欲しい…う、み、さ、ん僕が始めて心から好きになった「あなた」は、この世の人ではなかった。だけど、あの時、確かに僕たちの心はひとつになったんだ。住む世界は違くても、僕たちは光の中でつながっているんだ。お願いだ。もう一度僕に力を貸して欲しい〜もう一度「あなた」を感じたいんだ。僕の足に何かが触った気がした。いやっ違う僕の足にしがみついてるのか?ああ〜帰ってきたんだね。お帰り〜みっこちゃん!そして、優しく僕の背中を触る手を感じた。お帰り〜みっこちゃんのママ!「さあ〜時間があまりないので急ぎましょう」「お世話をかけてすみません」「お兄ちゃん、ありがとう...ふつうの僕と〜ふたりの思いと桜の木⑧
2019/03/22 01:57