コンパニオン診断薬やopenPCRの話
今日は実験しつつ,大学院の課題を少し進めた. コンパニオン診断薬という言葉を聞いたことがあるだろうか. 分子標的薬と同時に開発が推奨される診断薬で, 遺伝子変異を検出するものだ. 例えば,イレッサ®(ゲフィチニブ)であれば,EGFR遺伝子変異陽性の患者に 適応が限られ,遺伝子検査が必要だ. 最近では抗メラノーマ,ゼルボラフ®(ベムラフェニブ)と同時にコバスという BRAF-V600E遺伝子変異の検査薬が同時に発売されている. このような変異を調べるよう各自課題を与えられたわけだが, 遺伝子について調べていくうちに寄り道してしまった. 今や目的の遺伝子の配列は簡単に検索でき,プライマーの設計も簡…
2015/07/04 00:45