バラと拳銃

バラと拳銃

GunsN'Rosesが来るね。もちろん行く。だけど、一人の女性を思い出して、切ない痛みがよみがえってくるわ。僕と彼女はお付き合いをしてた。僕はバンドに夢中だったし、彼女は仕事が忙しいし、お互いが自由人なので、なかなか会えなかった。寂しくなるときもあったけど、彼女がそばにいてくれると思うだけで、癒しのバラに包まれるような気がして、満たされた気分になった。そう、僕は彼女を愛していたのだ。1993年。ガンズが来日したので、彼女をライブに誘った。でも、答えはNOだった。僕はどうしても彼女と行きたかったので、しつこく誘う。それでも彼女は首を縦にふらない。「なかなかガンズが来ることなんかないんだぜ!お願いだから時間作ってくれよ」「その日だけは絶対にダメ!」「なんでだよ?理由があるなら言ってみろよ!」と、僕が半ばキレ...バラと拳銃