過去の幻影と勘違いの喜劇
雨。しっとりと紫陽花を濡らし、景色に馴染ませる雨。曖昧な透明度で、朝をおぼろげなヴェールで包むこむ雨。キラキラと夜に反射し、風景に色彩を与える、星のしずくのような雨。激しく大地を打ちつけ、季節の匂いを感じさせてくれる雨。そんな雨の中にいると、Sensitiveな気持ちになる。理由は何となくわかってるんだけど、どうしても言葉に出来ない。うまく表現することが出来ないのだ。それを、表現できるアーティストって、やっぱりすごいよね。僕は、「雨」を題材にした作品だと、まず、この曲が思い浮かぶ。『はじまりはいつも雨』だ。「君に逢う日は不思議なくらい雨が多くて」恋と雨模様をシンクロさせた、切なくも美しい歌詞。聴くたびにに淡い恋心を思い出させてくれる大好きな曲だ。そんなことを言ってるくせに僕は…「君に逢う日は不思議なcry雨が多...過去の幻影と勘違いの喜劇
2021/07/15 15:02