奇跡も魔法もあるんだぜ
ツキに甘えない。ツキとやるべきことは関係ない。牌の効率とか、場の状況の判断はミクロなこと。それよりも、大局観を持とう。「何を求めて、何をするか」いつも、答えはそこにある。 「どう感じているか?」「感性に水をあげよう」 やるべき仕事を努めて、振りかえったときに、どう感じることができるか、が全てだ。 もう巣立って20年近くなるのに、まだ師匠の麻雀を想っている。きっと想い続ける。わたしの師匠は、とにかくツキのないひとだった。いつも捨て牌みたいな配牌を、丁寧に丁寧に仕上げてゆく。リーチも仕掛けもなく、切なくも重たい一打を重ねてゆく。師匠は「ついていない」という言葉は絶対に使わない。「遠い」という表現をしていた。「遠いから工夫をする」「遠いから、同卓者の力を借りる」「遠くて届かないから、よく観察をする」その麻雀への準備はそのまま「麻雀の力」になる。 遠く困難だからこそ、たどり着いたときには、そ..
2021/06/28 20:40