生きていたら案外どうにかなるものだ
幸せになれると信じていた頃何もかもが喜びに思えると感じていた頃真実は一つと疑わなかった輝いて見えた世界はつまずいてもつまずいても何度でもまた立ち上がり始まっていくんだとそう信じ悲しみの中に希望を見出していた闇夜に空を見上げると月には嘘も何もなくそのままの美しい光を放っていて朽ちていく心を優しく迎え入れてくれたこの頃よく思う事がある輝きを失いつつあるこの時間がどうしてもどうしてももう昔のようにはいかないと失望と隣り合わせの気持ちがしくしくと痛み出すでもそんな時はただただ前進あるのみだと言い聞かす籠の中の鳥は暗闇の中でも眠り暗闇の中でも歌う籠の外には何があるのかも知らずにいつか見たような希望はもうないけど時々無意識に問いかけるあなたは幸せでしたかとでも何一つ答えはもう戻ってこない消えかけた願いはもしかしたら戻って来...生きていたら案外どうにかなるものだ
2018/02/11 04:20