夜の河 / 三浦和人

夜の河 / 三浦和人

夜の河冬枯れの街に吹く風が あなたの後れ毛とかす薬指に光るリングが 眩し過ぎて戯れに触れた肩 見つめ合う瞳にただ崩れ落ちる様に 影は重なり合う心で綴る愛と 身体に刻み込む愛胸が張り裂けるほどに 心迷わせてどうせ二人は ひとつになれないのなら このまま流れ