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昼行燈85「虚ろな瞳」
「虚ろな瞳」 ひび割れたガラス窓越しにあの人は見つめていた。 それとも、今...
2024/05/15 04:46
昼行燈84「闇の衣」
「闇の衣」 夢遊病者みたいだ。目覚めているはずなのにフワフワフラフラ。 寝...
2024/05/07 02:27
昼行燈83「夢は眼下に」
「夢は眼下に」 海を眺めていた。限りなく透明で懐かし気で自分を何処までも蕩...
2024/05/06 03:36
つまはじき
寝起きに見ていた嫌な夢: 俺はある大きな仕事をやった。快挙なんだ。で、その受賞...
2024/04/29 13:30
昼行燈82「猫、春の憂鬱を歩く」
「猫、春の憂鬱を歩く」 春である。近所の犬コロどもも盛りの血が騒ぐ春である。...
2024/04/09 01:50
昼行燈81「汽車と列車」
「汽車と列車」 以下は、吾輩の小学生の頃の思い出である。...
2024/03/14 17:35
昼行燈80「ダダ ダダ ダダ」
「ダダ ダダ ダダ」 訳の分からない理屈が頭の中をグルグルしている。先生...
2024/03/14 04:27
昼行燈79「カップ麺」
「カップ麺」 無限だなんて今更そんなロマンチックな戯言を。奴は知恵遅れの俺...
2024/03/12 04:12
昼行燈78「貝の殻」
「貝の殻」 何だかやたらと爽やかな感触があった。ドロッとした、何処かオ...
2024/03/11 04:50
昼行灯77「影の女へ」
「影の女へ」 あなたは形を失っていく。 わたしを見つけることもできないまま...
2024/03/06 04:00
昼行灯76「真夏の夜の訪問者」
「真夏の夜の訪問者」 何処かの部屋? 薄闇。薄暮なのか未明間近なのか。真夏...
2024/03/05 03:08
昼行燈75「首を振って悪夢を振り切る」
「首を振って悪夢を振り切る」 富山なのか東京(新宿)なのか。ある場所で...
2024/03/01 02:41
昼行燈74「負け犬の遠吠え」
「負け犬の遠吠え」 物質とは、究極の心なのだと今は考えている。別に根拠はな...
2024/02/27 02:30
昼行燈73「化粧」
「化粧」 薄紅を引き、頬紅を差し、鼻筋を通らせ、眉毛の形や濃さ・長さそして...
2024/02/25 03:12
昼行燈72「四次元の世界旅へ」
「四次元の世界旅へ」 やたらと曲がりくねった路地だった。おや? 天井らしき...
2024/02/20 07:15
昼行燈71「戻る場所はいつも…」
「戻る場所はいつも…」…どこを彷徨っていたのか、気が付けば茫漠たる広がりの真...
2024/02/19 06:36
昼行燈70「ハンカチが七枚」
「ハンカチが七枚」 どこぞの宿に紛れ込んでいた。それともアパートか。俺の...
2024/02/16 02:31
昼行燈69「俺は終わっちゃいないんだ!」
「俺は終わっちゃいないんだ!」 都会の喧騒の中をまるで自分一人であるかのよう...
2024/02/12 03:45
昼行燈68「喧騒のあとで」
「喧騒のあとで」 夜をなんとか遣り過して、気が付くと、紺碧の空にやや透明感の...
2024/02/12 02:46
昼行燈67「真冬の月と物質的恍惚と」
「真冬の月と物質的恍惚と」 真冬の月というのは、何か凄まじいものを感じさせる...
2024/02/11 02:33
昼行燈66「鬼哭啾愀」
「鬼哭啾愀」 暗幕の陰で骸骨が躍っている。 裸だからか、滑稽で惨めな姿。淋...
2024/02/07 02:27
途方に暮れる夢続き
昨夜も庭仕事で疲れて寝落ち。幾度か目覚めたが、気が付いたら朝の八時近く。だが...
2024/01/30 08:45
昼行燈65「結ぼれ」
「結ぼれ」 遠い昔のこと、R.D.レインだったかの『結ぼれ』を読んだ。 ...
2024/01/29 03:58
昼行燈64「架空凝視という病」
「架空凝視という病」 都会に紛れ込んでいると、自分が何も見てはいないことに...
2024/01/24 02:43
昼行燈63「線虫」
「線 虫」 夢の中だったろうか、奴がベッドでセンチュウ、センチュウって吐い...
2024/01/23 03:39
昼行燈62「酔 漢 賦(花名篇)」
「酔 漢 賦(花名篇)」 お前の顔、葵じゃないか、もう、降参か。 てやんで...
2024/01/22 02:28
昼行燈61「蒟蒻問答」
「蒟蒻問答」 蓑虫の真似して秋霜烈日を気取るとは。えっ? 隙間風が酷いんだ...
2024/01/15 07:39
昼行燈60「酔 漢 賦(河川名篇)」
「酔 漢 賦(河川名篇)」 お前の女房は神通が始まってえじゃないか。え、あの...
2024/01/15 06:23
昼行燈59「パラサイト」
「パラサイト」 何処かの田舎道をぼんやり歩いてた。行く宛はない。何処から来...
2024/01/10 04:21
昼行燈58「日蔭ノナクナツタ広島ノ上空ヲトビガ舞ツテヰル」
「日蔭ノナクナツタ広島ノ上空ヲトビガ舞ツテヰル」 突如 空襲 一瞬ニシ...
2024/01/09 03:18
昼行燈57「ドキュメント 脱糞だ!」
「ドキュメント 脱糞だ!」(旧タイトル:痔物語、あるいは、我が生涯最悪の日...
2024/01/05 04:20
昼行燈56「蝋燭の焔に浮かぶもの」
「蝋燭の焔に浮かぶもの」 漆黒の闇の底を流れる深い河。そこに蛍の火の...
2024/01/05 03:45
昼行燈55「酔 漢 賦(鳥名篇)」
「酔 漢 賦(鳥名篇)」 菱喰(ヒシクイ)! うん? オレは酔ってるのか...
2024/01/04 03:26
昼行燈54「The Walking Man」
「The Walking Man」 真夏の夜中、あまりの暑さに涼みに外へ飛...
2024/01/01 04:45
昼行燈53「わら、わら、わらーに落ちそう ♪」
「わら、わら、わらーに落ちそう 」片腹痛い。柔らかい藁。...
2024/01/01 03:47
昼行燈52「酔 漢 賦(県名篇)」
「酔 漢 賦(県名篇)」 大分(おー痛)、愛知(あーいち)、お長野(腹の)...
2023/12/31 03:20
昼行燈51「蛸と海女」
「蛸と海女」 12歳の夏の夜明けのことだった。夢見心地だった。それとも夢そ...
2023/12/27 04:16
昼行燈50「刀葉林の夢」
「刀葉林の夢」 ガキの頃とて、誰かに見せられた絵図の印象は鮮明であり、...
2023/12/27 03:08
昼行燈49「雪蛍の舞った頃」
「雪蛍の舞った頃」 窓外の雪を見ていると、何か胸が締め付けられるような、自分...
2023/12/18 05:29
昼行燈48「真冬の明け初めの小さな旅」
「真冬の明け初めの小さな旅」 正確な年限などは覚えていないけれど、子供の頃、雪...
2023/12/18 05:01
昼行燈47「ふわふわ ふわふわ」
「ふわふわ ふわふわ」 中空に漂っている。地に足がついてない。 ふわふわ...
2023/12/12 03:24
昼行燈(番外3「葬送のこと」)
「葬送のこと」(前略)宇宙から見たら、海だろうが空だろうが土だろうが、大...
2023/12/12 02:23
昼行燈46「土の精」
「土の精」 大地を寝床に夢を紡ぎ、大地が私を褥(しとね)に愛を営む。...
2023/12/08 02:22
昼行燈45「浮かび上がらせてやりたい」
「浮かび上がらせてやりたい」 今日は昨夜来の冷たい雨が終日、続いた。 今、...
2023/12/07 01:47
昼行燈44「止まっちゃいけない」
「止まっちゃいけない」 ある秋口の早朝だった。いつもなら起こされるはずが、...
2023/12/04 05:16
昼行燈43「お地蔵さんは黙っている」
「お地蔵さんは黙っている」 なんだかもう、全てがグジャグジャになった気が...
2023/12/03 04:18
昼行燈(番外2「音という奇跡」)
「音という奇跡」 森の奥の人跡未踏の地にも雨が降る。誰も見たことのない雨...
2023/11/29 00:37
昼行燈42「無間 」
「無間」 夢の中にいるはずだった。なぜなら宇宙空間をゆらゆら漂っているのだか...
2023/11/28 02:58
昼行燈41「 ダストシュート」
「ダストシュート」 奴は蛇の目をしていた。間違いなく、奴は爬虫類だ。冷血動...
2023/11/27 02:32
昼行燈40「縫合」
「縫合」 眠れない夜を潜り抜けた。眠気はある。睡魔は襲ってくる。矢継ぎ早...
2023/11/23 04:35
昼行燈39「 廃墟」
「廃墟」 寝苦しい夜だった。長い長い夜の果ての、遠い幽冥の境にいた。ま...
2023/11/22 03:48
昼行燈38「軽石」
「軽石」 行く当てなどなかった。あてどなくふらついていた。何かを探し求め...
2023/11/20 03:25
昼行燈37「ドリッピング」
「ドリッピング」 どんな表現の営為も、その表現の衝動の基盤には、自らでさえ...
2023/11/19 02:49
昼行燈36「糸が切れた」
「糸が切れた」 何だか妙に浮かれた気分だった。目覚めたときからふわふわ...
2023/11/16 03:38
昼行燈35「バスキア!」
「ディープスペース(2):バスキア!」 オレは、街中をやたらと歩き回った。...
2023/11/16 02:52
昼行燈34「オワンクラゲ」
「オワンクラゲ」 闇の宇宙を漂うものがある。フワフワプカプカ浮き漂ってい...
2023/11/14 06:49
昼行燈33「沈黙の宇宙に鳴る音楽」
「沈黙の宇宙に鳴る音楽」 (略)途切れ途切れの音の連なり。でも、一旦、曲を...
2023/11/13 06:32
昼行燈32「青い闇の道」
「青い闇の道」 夢の中の道を歩いている…そんな気さえするほど妙にリアルな...
2023/11/10 02:05
昼行燈31「誕生日に寄せて」
「誕生日に寄せて」 私は今、何を書く当てもなく、こうして画面に向かってい...
2023/11/09 01:32
昼行燈30「瑠璃色の光」
昼行燈30「瑠璃色の光」 窓は締め切っている。なのに、風が唸るように鳴ってい...
2023/11/06 03:41
昼行燈29「沈黙の宇宙に鳴る音」
「沈黙の宇宙に鳴る音」 途切れ途切れの音の連なり。でも、一旦、曲を聴き...
2023/11/05 02:38
昼行燈28「謎の女」
「謎の女」 不思議だ。 同じ女なのだろうか。俺の行く先々で現れる。それも行っ...
2023/11/02 03:06
昼行燈27「黒い雨の降る夜」
「黒い雨の降る夜」 あれは夢の中でしか見ることの出来ない黒い雨の降る夜のこと...
2023/11/02 02:24
昼行燈26「森の雨音」
「森の雨音」 森の奥の人跡未踏の地にも雨が降る。 誰も見たことのない雨。...
2023/11/01 02:36
昼行燈25「点々は 宇宙を攪拌しないのです」
「点々は 宇宙を攪拌しないのです」 ...
2023/10/31 01:49
昼行燈24「古タイヤの列」
「古タイヤの列」 小学校時代、夏休みの或る日の真昼間、近くの校庭に行ってみ...
2023/10/27 01:56
昼行燈23「石ころ」
「石ころ」 ボクは体の中の石ころにムカムカしていた。どうやっても、体内の...
2023/10/26 01:27
昼行燈22「耳鳴り」
「耳鳴り」 これは耳鳴りなのか、煩わしい音がこのところずっと鳴ってる。 ...
2023/10/24 04:01
昼行燈21「青い雫」
「青い雫」 台所の流しから絶え間なく雫の爆ぜる音が聞こえてくる。 何...
2023/10/24 02:49
昼行燈20「あの影しかない」
「あの影しかない」 何だか知れない影を追っていた。 何処かなよっとして...
2023/10/23 03:20
昼行燈19「鳥の餌」
「鳥の餌」 軒先からチュンチュンと鳴き声が聞える。きっとスズメだろうと覗いてみ...
2023/10/23 02:22
昼行燈18 「海の響きも聞こえない」
「海の響きも聞こえない」 紅いビロードのような壁面が延々と続く。 紅い。...
2023/10/20 02:11
昼行燈(番外)
「星だけが知っている」 星々は何も語らず、ただ天にあり、地にある。 天の底、...
2023/10/19 01:52
昼行燈17「ピエロは嗤う」
「ピエロは嗤う」 ピエロは嗤う。あなたを、世間を、世界を、そして自分を。...
2023/10/19 01:28
昼行燈16
「ピエロの夢」 星…宇宙に焦がれ仰いでいたのは遠い昔。無数の星々が煌めてい...
2023/10/17 02:23
昼行燈15
「融けていく」 世界の中のあらゆるものがとんがり始めた。この私だけが私を確証し...
2023/10/16 01:55
化石の夢 夢の化石
← 暗夜行路… 夢……(長い前段あり)気が付くと大きな書店の一隅に居た。腰の...
2023/10/15 00:00
昼行燈14
「先手必笑」 肉は煮え滾る鍋の中に。 視線と肉欲とのごった煮鍋。 眼窩は胃の...
2023/10/13 03:07
昼行燈13
メデューサ。眺めるものを石に変えてしまう、髪が数知れない蛇の蠢く美神。 鑑...
2023/10/12 02:25
昼行燈12
「青になりたい」 道端に蹲っていた。もう歩けない。何処行く当てもないのだが。...
2023/10/10 00:14
昼行燈11
「シラミの部屋」 この部屋を出たかった。出ないことには息が詰まって死んでしま...
2023/10/08 23:20
昼行燈10
闇の海を漂っていた。溺れていたのかもしれない。肌に纏わりつく闇。天空に月影は...
2023/10/05 01:06
昼行燈9
(略)書いている内容や、深さ広さに難があっても、とにかく世界の一端をでもいいから...
2023/10/05 00:09
昼行燈8
「蒼白の刃」 旅の空でのこと。 何故か眠れないままに宿を出た。 梅雨の丑三つ...
2023/10/04 02:14
昼行燈7
「あの日のボク」 宵闇の町を歩いていた。もうすぐ我が家。 最後の曲がり角を曲が...
2023/09/29 23:33
昼行燈6
雨の中黙々と走り続けていた。帰路だから気楽だし、目的地があるってことがいい。帰...
2023/09/28 00:37
終わっていた
夢…似たような夢ばかり あるホールへ。高名な学者(?)の講演を聴きにきた。広間...
2023/09/24 17:32
昼行燈5
世界はいかに豊穣なるものなのかと、彼ら知的障害者等の作品を見ると、つくづくと...
2023/09/23 20:05
昼行燈4
何処までも広がる田圃の連なり。嘗ては一面の麦畑だったとは信じられない。今は農...
2023/09/21 00:51
虎が犬たちを
(夢……長い前段)何処かの屋敷…朽ち果てた屋敷が苔むした石畳の道を挟んだ向かい側...
2023/09/20 10:34
昼行燈3
吹雪いていた。家の中にいるはずなのに猛吹雪だ。雪の粉が顔面に叩く。冷たい! ...
2023/09/19 23:46
昼行燈2
遠い呼びかけがあった。真っ赤な闇の彼方からの呼び声だった。朝を告げている。 ...
2023/09/15 23:12
昼行燈
まっさらな空間。何もない? 茫漠たる気分。浮いてる? 漂ってる? 何処に? 掴...
2023/09/14 19:35
あてどなく
← 空き地(画像は、「Wikipedia」より) 今朝未明…それとも二度寝か...
2023/08/13 13:53
激突! ダブルストレーラー
[夢]巨大なトレーラー(ダブルス)を運転する! 夢を見た。(多分 東京から)運転...
2023/07/26 22:25
バス? 電話ボックス?
奇妙な夢その1: (長い前段)私はバスの運転席に居た。それは電話ボックスに酷似し...
2023/04/04 22:47
来るな!
今朝は不吉な夢で起きた: みんなはバスで旅行へ。楽しげ。俺は何故か一人 オ...
2023/03/03 01:18
闇の闖入者?
← 怪談っぽい夢だったので、我が家の開かずの間である屋根裏部屋への階段画像。...
2023/02/16 18:40
ノートルダムの深淵?
ユゴー作の『ノートル=ダム・ド・パリ(上)』 (岩波文庫)を読み始めて四日目。...
2023/02/15 18:31
宇宙を舞う二人を追う…
読書してて寝落ち……また夢で目覚めた。今度は初めての類いの夢。なんと舞台は宇宙...
2023/02/13 19:45
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