雪国の農業 ~雪下野菜篇~
▼山形県の北の最上地方、南の置賜地方は特別豪雪地帯にあたり、積雪量は天童の2倍をはるかに超えます。北と南の中間にありながら天童の積雪量は例年50cmほどと「少ない」のです。これは稲作だよりの写真でよく利用している田園風景に映る、右の葉山、左の月山、朝日連峰により、日本海から吹き込む厚い雪雲をブロックしていることが大きな要因です。▼天童周辺の「雪が少ない」気候風土を活かして野菜の雪中貯蔵方法が確立されてきました。しかし、わたしたちにとって当たり前だと思っていた雪下野菜は、その重労働とリスクの大きさから、今では、ほんのわずかな人たちで続けられています。作り続けられるているのは全有連の会員のみなさんの存在。もし全有連がなければ雪下野菜は過去のものとなていった可能性も高いのです。▼あきらかに非効率で重労働の冬の農...雪国の農業~雪下野菜篇~
2023/02/27 16:36