西南戦争とその報道についての「雲よ、伝へて!最終話/其の九」
さて表紙もできたとこでちょっぴり其の九、最終話の話です。官軍というのはテロリストを徹底始末しなければならない「お役」を負っていたので長らく西南戦争は「西南の役(えき)」と呼ばれていました。(昭和の時はそうでした)「西南事変」というのもありますが(微妙かも?)こちらは英国人の新聞イラストレーター、ワーグマンの漫画です「ネズミ狩」よってたかって薩摩軍を狩る官軍。日本人には「お役」でも、英国人にはそう見えた。薩摩軍に加わった人には知識人、新聞記者も多く投降して生き残った人らはやがて後の明治自由民権運動に加わっていきます。「其の九」では、主人公の飛高は横浜に戻ります。その世相ですが戦と無縁な人々はどうなったかというと政府側の情報規制、情報統制によって論調はすっかり「西郷叩き」になっていきました。そりゃまあ、薩摩擁...西南戦争とその報道についての「雲よ、伝へて!最終話/其の九」
2024/06/23 12:19