袴田事件即時抗告審決定と映画『獄友』
袴田事件について、2018年6月11日に東京高裁の不当決定(原決定取消・再審請求棄却)がでてから、早2か月が経ちました。決定直後はその現実をにわかに受入れることができず、そうは言っても特別抗告申立期限は実質1週間しかないので、特別抗告申立書作成の作業をしなければならず、あっという間に時が過ぎていきました。報道の通り、弁護団は、6月18日には特別抗告申立をし、7月23日にはDNA鑑定に関する補充書も提出しました。弁護団としては、これまでの書面で既に東京高裁決定の不当性は明らかになったと考えていますが、最高裁の実情に鑑み、今後の特別審をどのように戦っていくかを議論しているところです。 ところで、去…
2018/08/11 08:30