鶴見和子
●ETVSPECIAL「倒れてのち始まる」~高野悦子・鶴見和子10年ぶりの対話~世界に埋もれた名作映画を発掘、上映し続ける岩波ホール総支配人・高野悦子(74)と国際的社会学者・鶴見和子(85)。2人の出会いは敗戦直後。大学生だった高野が、鶴見が入会していた「伝統芸術の会」に参加し、出会って以来の仲だ。高野は、国際的な広い視野を持ちながら日本の文化を大切にし、志高く生きる鶴見を生きる手本としてきた。また鶴見は、それまで切り捨てられてきたアジアや第三世界の映画に目を向け小ホールを拠点に映画文化の向上に努める高野を、「私の社会発展の理論をまさに実践している」と評価する。戦争、留学、親の介護、趣味の舞踊…と人生で重なりあう部分も多く、半世紀を越えて友情をはぐくみ、影響し合いながら生きてきた。その2人が、70歳を越...鶴見和子
2024/07/21 21:10