シヌとテギョン 『渇愛37』 美男ですね
*―゚+.。o○*◇◇*○o。.+゚―**―゚+.。o○*◇◇*○o。.+゚―*ガラス窓越しのベッド───包帯が幾重にも巻かれた顔に、テギョンの黒い双眸そうぼうが浮かんだ。ぼーっとして焦点が定まらず、脳細胞が起きてないように見える。意識が戻っても、まだ安心はできなかった。有毒ガスの吸引は、脳に重度の後遺症を残す場合があるらしいのだ。このまま夢と現実の狭間にいることになるかもしれない。聴診器の先を睨み付けている医者の眉間に、深い皺が寄り...
2017/02/16 22:25