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「新 般若心経」 仏教最古層の世界観を忠実に再現 dyh作
あるとき、わたしはこのように聞いた。 ある日のこと、ゴータマ・ブッダ(釈尊)はサーヴァッティーのジェータ林アナータピンディカ園に滞在されていた。 そこへヴァッカリ・ゴーサラという真理(ダンマ、ダルマ)を探求する一人の男がゴータマ...
2017/06/06 22:30
ブッダが観る自らの死後の行方とブッダの究極の理法
今から仏教の原初において説かれていた「ブッダの理法」に関しての究極の核心部について話そうと思います。 涅槃寂静の境地に至った沈黙の聖者たるブッダ(釈尊)は、自らが死んだ後、どのようになると捉えていたのでしょうか? 私は、これらの内容を理解す...
2016/02/21 13:29
釈尊には説くべき見解は何もない
今日はブッダの涅槃寂静の境地についてその核心に触れる部分をできるだけ簡単な言葉で話してみようと思います。 まず最初に、ブッダの理法について最も重要なことを言います。 ブッダの究極の境地には、実は、仏教という見解はありません。 もちろん、そ...
2015/11/04 09:17
ブッダの根本とは
釈迦仏教において、苦の終滅(=涅槃寂静の体現)のために最も重要なことは何でしょうか? それは、他者との対立や争いを回避することだと思います。 なぜなら、人の苦しみの大部分は、他者との関係によって生じるものであり、人は、他者との関係を...
2015/10/28 14:11
ブッダが説かなかったこと
苦を終滅させるために最も重要なことの一つを話しましょう。 それは、正覚に導くために「ブッダが説いたこと」と「ブッダが説かなかったこと」の違いとその何たるかを明確に知ることです。 「ブッダが説いたこと」、つまり苦が滅尽した涅槃寂静の境地を今こ...
2015/10/21 17:03
第12章 違いを認める
ブッダの理法の核心とは、それを敢えて一言で言い表すとするなら、それは、見解や主張から解き放たれることである、ということだと思う。 実を言うと、仏教というものに対して、既存の先入観を持った読者たちに、私が一言「 ブッダの理法の核心とは、見解や...
2015/10/01 17:05
第7章 アショーカ王による「破僧の定義」の変更について
原始仏教聖典(パーリ・ニカーヤ)の中には、待機説法という言葉では到底説明がつかないような真逆の教えが数多く混在している。 一例を挙げて言うなら、 修業完成者は前世や来世を見通すような超能力(神通力)を保持している 、という説明と...
2015/09/24 21:43
第10章 不死について
初期仏教の中でも、比較的新しい層の経典の中には、「三明」(宿命通・天眼通・漏尽通)の思想が説かれている箇所がある。 「三明」(三種の明知)とは、過去世を見通す能力を含めた超能力を意味する呼称である。 実際に、これらの思想がアショーカ...
2015/09/06 22:26
原始仏教と人間の欲について
原始仏教聖典では、修行者に対して、欲は滅すべきものである、と説かれている。 原始仏教では、一体どうして、欲は滅すべきものである、と説かれるのだろうか? 原始仏教とは、意図する理由もなく、盲目的に禁欲主義に徹することそれ自体を究極の目...
2015/09/04 15:55
スマ長老の著作を読んで
古代インドにおいては、ごく一部の思想家を除いて、霊魂不滅説と輪廻転生説とが説かれ、それが信じられていたと思う。 原始仏教経典が書かれた時代に、多くの仏教徒たちは、人が死んだ後の生まれ変わりをどのように考えていたのだろうか? これに関...
2015/08/23 11:50
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