イントレランス。
人と論議を交すのは楽しい。時に「なんでわかってくれないんだ」といらっとする事もあったとしても、同時に自分の器の小ささも見えてくる物であるし、頑固だと思っていた相手の目線は自分よりも遙かな高みにあるのだと知った時には自然と頭が下がる。人は限りある時の中で意志の決定を迫られる。その選択の末にあるのが相手の思考であり立脚点であるのならば、まずは落着いて話を聞くのも重要かとは思える。完璧にとはいかないにしても、その人がなぜそう考えるのか、その背景を知る事は、その人が歩んできた貴重な時間を知りうる事だから。しかし、それと「批判をするな」という話は全くの別問題である。どうしたって解り合えない事はある。解り合えない事を「無理矢理判れ」と言うのは相手の人生や経験を否定する事にもなりかねない。どんな人であろうとも、悲しみや苦しみ...イントレランス。
2013/03/23 11:12