完四郎広目手控シリーズ
個人的に好きな作家の一人である高橋克彦氏の人気シリーズ「完四郎広目手控シリーズ」のご紹介たまたま昨年刊行されていたシリーズ最新刊を書店で発見したのですが、5~6年前に読んで以来なので全く記憶に残っていなかったため、これを機会に再読してから最新刊に取りかかることに時代は幕末、ペリーが来航した頃の安政期。時代が維新の動乱期に向かう時代に、いち早く武士の時代に疑問を感じて瓦版売りの藤由と組んで江戸の噂や怪事を解決する痛快時代劇。主役は千葉道場の目録を持つ旗本の生まれながら武士を捨てて気楽に生きる完四郎。版元の藤由と共に瓦版を使って江戸の町に情報を提供する「広目屋稼業」今で言うところのジャーナリスト兼プロデューサー的役割ですかね。抜群の頭脳で事件のからくりを暴いていく推理的要素もあり、瓦版の文章を担当する仮名垣魯文との...完四郎広目手控シリーズ
2012/04/28 20:41