2015年11月の読書メーター

2015年11月の読書メーター

2015年11月の読書メーター読んだ本の数:15冊読んだページ数:4333ページナイス数:783ナイス七色の毒 (単行本)の感想切り裂きジャック事件でもお馴染み、俳優並みの容姿に男の犯人の嘘は絶対見破る一方で、女性にはからっきしの≪無駄に男前≫の異名を持つ警視庁捜査一課犬養隼人が主人公。赤、黒、白、青、黄、緑、紫の7色になぞらえた、人間心理の奥底に潜む毒のような感情を描いた7つの短編集。どの話も、犯人や動機が判明したかと思わせておいて、そこから一捻りして意外性のあるどんでん返しを狙って書かれているうえ、社会的な問題を風刺的に取り入れているのも中山さんらしい。書き下ろしの紫が、赤から繋がって短編…