2015年1月の読書メーター
2015年1月の読書メーター読んだ本の数:10冊読んだページ数:3317ページナイス数:607ナイス木暮荘物語 (祥伝社文庫)の感想ほのぼのとしたタイトルとのギャップにやられる。築ウン十年のオンボロアパートに住む四人の住人。突然帰ってきた元カレと奇妙な三角関係に陥る花屋店員の繭、70歳を過ぎて老いらくのセックスに挑む大家の木暮、男の出入りの激しい女子大生の光子、その光子を上階から日々覗き見ているサラリーマンの神崎。さらに、毎日木暮荘の前を通るトリマーの美禰やヤクザの前田、繭の花屋に通う虹子さんなどを交え、どこか歪だけれども本質的な愛情と繋がりが描かれる。短編が進み一人ひとりの人物像が深まってく…
2015/02/13 20:22