~病畜編その6~「汝、7の7倍まで許せ。それ以上は許すな。」
罵倒され家に帰り寝る、起きる罵倒される。そんな日々を繰り返していた。ある日、起きて僕は心が壊れたことを自覚した。朝食を食べても味がしない。何も感情が湧き上がらない。まるで心の電池を抜かれたようであった。この感覚は何度も味わったことがある。また心が壊れたのだ。こうして僕は生きる屍研修医として毎日病院に通うことになった。休みたい、でも休めない。詰め所では看護師さんたちが和気あいあいと仕事している。楽し...
2019/11/15 18:15