象徴天皇制を巡って共感できる論述

象徴天皇制を巡って共感できる論述

今日8月24日(水)毎日新聞夕刊で田中優子法政大学総長の「江戸から見ると」欄で、「象徴の主体的創造」と題する論述を拝見しました。大いに共感しました。ポイントは下記のとおりです。・中世以降、武家集団は天皇を徹底的に利用した。秀吉の朝鮮侵略時御陽成天皇を明の皇帝に据えようと計画した・・・。徳川政権は天皇家を伊勢に移すことを検討したが・・・。明治以降の天皇制はむろん、政治と軍事のためにつくられた。・今回の天皇陛下のお言葉は、このような政治利用の歴史を超えるものに思える。戦後の憲法が定めた「象徴」の実質的な意味を自ら主体的に捉え直し、自ら行動し、それを自らの言葉で語られたからである。・「人々への深い信頼と敬愛をもって」「国民を思い、国民のために祈るという務め」を成し得たと語られた。そしてその務めとは「人々の傍らに立ち、...象徴天皇制を巡って共感できる論述