ボーダーライン
災害や救助の現場で、生死に関わる決断を迫られる消防士たちの姿を、等身大の人間としてリアルに描く。「公務員だから」という理由で消防に就職した新人消防士が、自分の存在を揺さぶられる現場を次々と体験し、「やる気のない若者」から「救う側の人間」へと変貌していく。そして、阪神淡路大震災を被災者として経験し、シングルマザーでありながら救急救命の現場に立ち続けようと奮闘する女性救命士や、火災現場で部下を亡くし一度は現場を去るが、再び立ち上がろうとしている消火隊長、災害現場でのつらい経験が心に澱のようにたまっていき、あふれだしそうになっているレスキュー隊長などが登場する。日に何十件と入る救急要請、24時間勤務の現場、防災意識を高めようとする努力、情報の少ない危険な現場への突入など、消防の最前線でギリギリの綱渡りをしながら生きる...ボーダーライン
2014/10/19 21:36