極北ラプソディ
極北市が財政再建団体に指定された中、今中良夫が赴任する極北市民病院では、赤字を立て直すため病院再建請負人・世良雅志が同院長に就任する。就任当初から世良は人員削減、薬剤費抑制、救急患者の受け入れ拒否の姿勢を打ち出し、メディアや市役所を相手取りながら改革断行に乗り出していく。だが、あまりに合理的に物事を進める世良の姿勢に、今中は疑念を拭いきれずにいた。そして極北市民病院が診察拒否した患者が死亡する事件で世論の非難に晒される中、今中は世良の指示によりドクターヘリが配備されている雪見市・極北救命救急センターへの出向、ドクターヘリによる救急の最前線を経験していく。今回は「極北ラプソディ」を経営学的に読み解いてみよう。企業を含む「営利」組織では、支出を上回る収入により利益を獲得することが目的であり、経営の指針としては、顧客...極北ラプソディ
2013/04/14 11:31