『清唱千首』
塚本邦雄撰。 冨山房百科文庫。 「人の惑ひを救はむ」という、 和歌をマントラとする試論を以下に。 13 石ばしる垂水の上のさ蕨の萌え出づる春になりにけるかも(志貴皇子) →ワクワクする方へ(カーニバル)、楽しさ 24 春風の吹くにもまさる涙かなわが水上に冰解くらし(藤原伊尹) →アウトプット、暗示、放出 138 花のうへはなほ色そひて夕暮れの梢の空ぞふかく霞める(伏見院) →弱の強さ、静けさ 319 篝火の影しうつればぬばたまの夜河の底は水も燃えけり(紀貫之) →ポジティブ・チェンジ、解釈、ずれの修正 344 ..
2021/04/30 12:16