意味がわかると怖い話2928 「ん?。スクウェア?」
今から数年前の冬のことです。私達,山岳部は遭難しました。視程が20mを下回る程の,猛吹雪のなか,私達四人はロッジを発見しました。ただし雨露を凌げる屋根がついているだけの,粗末な小屋でした。私達は,暗い部屋の中央で,ガタガタと震えながら四人で固まっていました。このままでは,じわじわと凍死を,待つだけ…。すると一人が,ある提案をします。その提案とは,四人が,部屋のそれぞれの角に,配置につきます。まず一人目が壁伝いに移動して,次の角にいる人の肩にタッチをします。タッチされた人は,また壁伝いに移動して,その次の角の人にタッチをする作業を繰り返します。「スクウェア」と呼ばれるゲームです。これを天候が回復するまでの間,各々が,順繰りに周回し続けます。私達は,助かりたい一心で,壁伝いに歩いてはタッチし,タッチされては,また歩...意味がわかると怖い話2928「ん?。スクウェア?」
2019/10/18 09:11