善行が、絵に描いた餅になる時
ズルヒッジャ月最初の10日間の徳~2016年8月30日心の強化プログラムから抜粋~イスラームでは、「善い行い=崇拝行為(礼拝や断食etc.)」のみ、と思う人が、ムスリム(イスラーム教徒)の中にも多くいますが、実は、それは間違っています。イスラームにおける善行にはお祈りや断食などの「崇拝行為」と、「人との良い関係を身につけること」の二種類があります。そして、崇拝行為の方は「手段」であって、「目的」ではありません。つまり、崇拝行為の目的は、人との関係を改善し、人々と良い関係を築き、社会に善い影響を与えることです。崇拝行為だけをして、人との関係に気を払わないという状態は、せっかくの崇拝行為が何の効果もなく、絵に描いた餅のようになっていて、本来の目的が果たせていない状態です。崇拝行為の成果は、日常の人との関係が改善され...善行が、絵に描いた餅になる時
2017/08/17 14:03