村上春樹作品と残念な中頓別町
報道によると、北海道、中頓別町の町会議員が、村上春樹氏の短編小説「ドライブ・マイ・カー」(文芸春秋掲載)の中で、中頓別町では「車からのたばこのポイ捨てが普通」とされているのは事実ではなく、町をばかにしている。そもそも町の実名を出す必要があるのか」として、公開質問状を提出したそうだ。具体的には(読んではいないが)、主人公が中頓別町出身の24歳の女性運転手と車中で会話する場面で、女性が火の付いたたばこを車の窓から捨てた際、「たぶん中頓別町ではみんなが普通にやっていることなのだろう」と主人公がつぶやいたとなっているとのことである。文芸春秋編集部は、文学作品の中での表現ということで、無視する構えのようだが、村上氏は真摯に対応し、「僕は北海道という土地が好きで、あくまで親近感をもって今回の小説を書いたつもりなのですが、そ...村上春樹作品と残念な中頓別町
2014/02/08 17:42