新「ミケーレの蒼き仮面」第五章258
新「ミケーレの蒼き仮面」第五章258ウトーとパティがそんなことをこっそりとやっている間、チェリーと名もない少女は、「ミケーレ」という言葉まではそれぞれ思い出したようだったが、その先が思い出せなかったようで、それ以上のことは考えるのをやめたかのように、まず、ひとつの仮面を、アニーが被れるように二人でアニーの顔を思い出しながら加工していたのだった。そこへ、「ミケーレ」という芸術家に会いに行くことを決めたウトーたちがやってきて、ギョウザと乳女ニューにチェリーたちが一所懸命加工に励んでいる仮面を見せると、「いい!よく見たね。僕たちはそのミケーレさんという芸術家のいる世界に行くから、ギョウザもニューもその仮面を思いうかべて、水晶を覗いてよ」と、パティが詳しいことまで聞いていないギョウザとニューにやさしく言うと、どちらの妖...新「ミケーレの蒼き仮面」第五章258
2016/06/11 09:25