音の屈折現象を利用した「音の屈折レンズ」
前回、「音のフレネルレンズ」というものをご紹介しましたが、これはフレネルレンズとは言っても、音の屈折現象を利用したものではなくて、回折現象を利用したものとご説明しました。今回、ご紹介するのは、音の屈折現象を利用して、焦点に音が集まって聞こえるようになる「音の屈折レンズ」です。この写真は、東京の八王子市にある科学館にある「音の屈折レンズ」です。(現在展示されているかは不明)大きな風船(ラジオゾンデ用の風船)の中に炭酸ガスが詰められていて、風船を挟んで声を出してしゃべると、反対側に音が集まっているのが体験できます。これは、炭酸ガスの風船で、音が屈折しているからです。同じような展示としては、右の写真のように国立科学博物館の2階でも展示されていましたが、現在はありません。音は空気中を約340m/秒(1気圧/気温15℃の...音の屈折現象を利用した「音の屈折レンズ」
2010/01/20 11:32