帝國ノ犬達

樺太犬の歴史・第1回 カラフト犬とは何か

国立科学博物館にはカラフト犬・ジロの剥製が展示されています。南極へ置き去りにされるも、兄弟のタロとともに一年間生き延びた奇跡の犬。カラフト犬が消滅した現在、目…

2024/06/30 22:56

樺太犬の歴史・第2回 北サハリンと南樺太の犬たち

ロシア人が島を占領して、ギリヤーク人たちを虐待しはじめた際に、ギリヤークのシャーマン教の僧がサハリンを呪つて、今後この島からは、利益は何一つ得られないだらう…

2024/06/30 22:50

樺太犬の歴史・第3回 ニヴフの犬橇文化

犬は私のうちに十六ぴきゐます。犬がながい毛をしてゐます。冬になつて風が吹くと犬がうちの中へはいつてねてゐます。 又"かんこあば"へ二人の人をのせて行きます。…

2024/06/30 22:45

樺太犬の歴史・第4回 千島列島の犬たち

彼は私の船がいるのを聞いて、ひそかに村を出、丘を越えて船にやってきた。彼は日本語を相当上手に話せたし、英語も多少話した。 彼は私に彼らの深い悲しみと、みんな…

2024/06/30 22:34

樺太犬の歴史・第5回 樺太アイヌの犬たち

遊牧の民は牛羊と居を同じうす。彼等は是と共に生き、是と共に死す。 寒帶國の住民は其の生活、亦獸類に近し。樺太の土人、勘察加（カムチャツカ）の異人等は自…

2024/06/30 22:24

樺太犬の歴史・第6回 南極のカラフト犬たち

第二次探檢にして若しも成功しなかつたならば……、日章旗を南極大陸の極軸に立てることが出來なかつたならば……、なんの顔あつて故國の地を踏むことが出來よう。一意…

2024/06/30 22:15

樺太犬の歴史・第7回 戦争とカラフト犬

 上の画像は昭和8年、東京の軍用犬宣伝行進に参加した岡田嘉子と水谷八重子（初代）。エアデールテリアは岡田さんの愛犬「花子」です。俳優の竹内良一・岡田嘉子夫妻は…

2024/06/30 22:10

満州国の学者犬訓練法・その6

学者犬マリー、はじめてのお使い（スパルタ）編 翌朝主人が目を覺ますのを待ち兼ねて、早速、訓練の方法の始めの方だけでもと、お願い致しましたけれ共教へて呉れません…

2024/06/17 23:58

満州国の学者犬訓練法・その5

学者犬マリー、君が代訓練編 次は君ガ代の唱歌に取かゝりました。是れも前同様静かな一室に連れて行き、前に坐わらせ「君ガ代ハ」まで節を付けて馬鹿見た様に歌ひます。…

2024/06/12 22:17

満州国の学者犬訓練法・その4

学者犬マリー訓練編 それを思ひまして、今度こそ主人に笑われぬ様、君ガ代の唱歌を歌ふ様になるまで必ず訓練して見せると思ひ、早速マリちやんを連れて來て、自分の前に…

2024/06/10 23:34

満州国の学者犬訓練法・その3

学者犬マリー誕生編 訓練のコツとか秘術とか云ふものは、賞罰の配合の如何に依り訓練の上手下手が出來るのだと聞かされて居りました。其後約五ケ月目頃に主人が申します…

2024/06/05 22:18

2024年6月度月報

仕事の合間に引っ越し作業が重なり、なんだか無駄に忙しかった5月も終了。ブログが全然更新できませんでした。ああストレスがたまる。今の季節、ストレス解消にはイチゴ…

2024/06/01 21:39