大塚古墳 (熊本県宇城市)
今回は、熊本県宇城市松橋町にある宇城市指定史跡「大塚古墳」を散策してみた。大塚古墳は、前方部幅約27m、後円部径約43mが残存している全長73mの周溝を伴う前方後円墳である。大塚公園として整備されているが削平されほぼ原形をとどめていない。前方部から後円部を望む。周溝の発掘調査では、祭祀の跡が当時のまま残された土師器群、熊本地域で最古とされる須恵器、円筒埴輪、家形埴輪などが出土している。築造年代は、出土品から古墳時代中期にあたる5世紀中頃と考えられている。(現地解説板)大塚古墳松橋台地古墳群の一つで古墳時代中期の所産といわれている。古墳の長さは70m、前方部短径約25m、後円部の径42m、後内部の高さ約6mで典型的な前方後円墳である。古墳内部の発掘調査が行われていないようだ。【文化財データ】名称:熊本県宇城...大塚古墳(熊本県宇城市)
2023/10/31 22:00