最後まで書けない夢の話。

最後まで書けない夢の話。

  金曜の昼下がり図書館でみた夢の話。教訓めいた少女の物語。 本を開くと緑色の澄んだ湖がみえる。その中では風が絶えず穏やかに吹いていて、少女の髪がなびくように赤と青が走り去る。 本を開く彼の名前はオッパラというらしい。 学生たち