音と香りの記憶

音と香りの記憶

怒涛の1週間が終わった。「しおちゃんが今日亡くなったみたい」そんなメッセージが届いたのは統一地方選挙最終日の夕刻のことだった。ざわつく心を抑えながら西武線に乗ったのはその翌日のこと。安らかに眠るしおちゃんの側に佇んで涙があふれそうになったとき